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    会計・経営リポート コラム

    商売のヒント「真面目・不真面目・非真面目の大きな違い」

    真面目な人がバカを見て、不真面目な人が上手いこと世の中を渡っていく。そんな場面に遭遇すると本当にがっかりしてやる気が失せるものです。商売をやっていれば「まっとう」なことだけがまかり通らないのは百も承知。しかし、ズルをしたり手を抜いたりすれば必ずどこかでツケが回ってきます。

    「もっと要領よくなりたい」。真面目な社長は自分の不器用さを恨めしく思うかもしれませんが、人の本質はそうそう簡単には変わりません。けれども考え方を変えることはできます。
    これからは「非真面目」な考え方をしてみませんか?

    問題が起こったとき、人は往々にして自分の経験にあてはめながら解決策を見つけようとします。それは決して間違った発想ではありませんが、真面目な人の場合、自分の経験にとらわれすぎて新しい見方ができないことがあるようです。特にありがちなパターンは、最初に問題の原因を探ってしまうこと。原因を取り除かないと前に進まないと考えるのは、真面目な人の最たる特徴です。たとえ原因が見つかったとしても、それがどうにもならないことだったらどうでしょう。そこで行き詰って「もうお手上げ」と途方に暮れるしかありません。原因を探しても問題解決に至らないこともあるのです。

    一方、過去の経験や物事の枠にとらわれず、まったく異なった新しい角度からアイデアを生み出せる人もいます。これが「非真面目」です。真面目な人の考え方が「平面」なら、非真面目な人は「立体的」に物事を見ます。
    柔軟な発想が問題の解決の糸口になるのは体験的によくご存知のことでしょう。

    真面目な人は「なぜ上手くいかないんだ?」と頭を抱えます。
    一方の非真面目な人は「どうしたら上手くいくのか?」と試行錯誤を繰り返します。

    素直に一生懸命やるだけでは上手くいかないのが商売です。もっと非真面目になって脳みそにたくさん汗をかきましょう。
    もちろん、「どうしたら何もせず楽して稼げるのか?」という不真面目は論外ですね。

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